不正なプログラムで困らせる!マルウェアの正体

マルウェアとは、コンピューター内で不正な動きを行うプログラムで、このプログラムが入ると操作に支障をきたすようになります。
ウイルスもマルウェアの一種で、ワームやスパイウェア、トロイの木馬などもマルウェアとして扱われています。
マルウェアという言葉は、「悪意のある」という意味の英語「malicious」と「ソフトウェア(software)」を組み合わせた造語です。
マルウェアが世界中に広まるようになったのは、利用者がソフトウェアの設定を自由に行えるようになったことが理由の1つです。
ソフトウェアの設定が自由になったことで、マルウェアに感染する危険性を増しているといわれています。

日ごろからコンピューターを使っていて、ある時から次のような症状がコンピューター上で現れたときは、マルウェアに感染している可能性があります。
ある日パソコンの電源を入れたら、いつもと違ってパソコンの起動が遅くなっている、または起動しなくなったというときが感染が疑われます。
電源に異常があるときは、パソコン内部の部品に異常がある物理的なことが想像できますが、マルウェアが電源に関するプログラムを不正操作していることもあります。
システムの動作速度が遅くなることもマルウェアが影響していると考えられ、ひどいときには動作が途中で止まってしまうこともあり、画面に変なメッセージが表示されたときは、マルウェアに感染しているとわかるでしょう。
自分でそういう風に設定していないにも関わらず、奇妙なメッセージが何度も表示されるとパソコンが異常な状態になっているので、早期の解決が求められます。
マルウェアによっては、変なメッセージの表示だけではなく、突然音楽が流れるようになっているものもあり、これらの症状がパソコンの操作中に現れたら感染している恐れがあり、場合によっては他人にも影響を与えるかもしれません。
感染したと思われるのなら、すぐにマルウェアの操作ができないような対策をとり、安全に利用できる環境にすることが大事です。

マルウェアはソフトウェア開発のスキルと時間があれば、だれでも作成することができてしまい、その状況ならマルウェアは無数に作成されて公開されているといってもおかしくありません。
様々な種類のプログラムやスクリプトで作成されているため、コンピューターやネットワークのどんな環境であってもマルウェアには関係ないのです。
このことを考えると、すべてのマルウェアに対応したセキュリティソフトは今のところ存在しておらず、道の脅威に対しては全く対応していないのです。
マルウェアの被害を完全に防ぎたいと思っていても、自分たちが行っている対策では不十分なところが多いです。
マルウェアにはデータの改ざんなど操作を妨げるものが多いですが、中には設定を変更しても操作を妨げずに潜伏し続けるマルウェアも存在します。
どんな形であれども、マルウェアが潜伏するといつかコンピューターに異常が発生するので、注意が必要です。